#2 パイプカット手術を決意する理由

手術をしようと思うきっかけは本当に人それぞれです

1) パートナーに絶対妊娠させられない状況

帝王切開でのお産で次はないよと産婦人科医に言われたから

妊娠中に妊娠中毒症や持病の悪化など 母体に妊娠が有害であるという

理由で手術を希望されて来院する方も少なくありません

2) 子沢山だからという理由で手術を受ける方は比較的少ないです

これは都市部と地方との差はあるでしょうが せいぜい4人の子供

子供が2人でもうこれ以上は無理というかたが多いです

3人目の妊娠が発覚して妊娠中絶手術し もう二度とこのような事にならないように手術するという方もいらっしゃいます

3) 奥さんが婦人科の病気で妊娠できない身体になり 旦那さんも自分も妊娠させられない状態をつくりフェアな関係をということで手術を希望された方もいます 避妊だけが目的であれば わざわざ手術すこともないのでしょうが 他人にはわからない夫婦愛なのでしょう

4) 敬虔なキリスト教徒の夫婦が子沢山で来院されました 最後の最後まで 奥さんの手術の承諾が得られませんでした 理由は奥さんがもし自分が早く亡くなったりしたとき旦那さんには再婚してもらいたい その時 その再婚する女性が子供を希望した時に出来ないのは可愛そうというのです

自分のことだけ考えるのではなく自分が死んだ後のこと ましてや他の人のことをこうまで考えられるのでしょうか? 自分には出来ない考え方と勉強になりました 人間愛で溢れた話でした

5) バツイチの男性がガールフレンドとの間の子供を望まないという方も増えています 前の結婚ですでにお子さんがいるのでそれ以上は望まないと言われます

6) 妊娠中絶した女性が相手の男性を連れて手術に来られることもあります

女性自身がクリニックを選び 連れてくる 行動力のある方達です

7) お妾さんらしい女性がクリニックまで押しかけ 手術しないでと旦那さんに訴えるかた 資産家の男性の子供がどうしても欲しかったのでしょう

結局 旦那さんは手術されて帰られました

8) なかには自分は手術などしたくない 奥さんや彼女が勝手に予約を入れたと凄い剣幕で来院されました 勿論 ご自身が手術拒否していれば手術は行ないません

本当に色々な方々の手術をしてきました

最近の特徴は

「結婚していない」「結婚しているが子供は絶対にいらない」

「結婚するつもりがない もし子供ができると結婚を迫られる可能ある」

「結婚はしたがやはり結婚しなければ良かった  もし子供が出来なければ離婚の正当な理由になる」

かなり利己的な理由で手術を希望される方々もいます

パイプカット手術の適応は

教科書的には

子供が3人以上の夫婦にという条件があります

時代は変わり 男女の性差も曖昧になり 挙児に関する考え方も様々です

クリニックではなるべくご希望に添えるようにしますが とくに結婚してない若年の男性には時間をおいてまた相談するように指示して 即決しません

皆さん正直にお話されます

真剣に考えて来院されていることが痛いくらいわかります

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