#1 泌尿器科医の私がパイプカット手術を受けることにした理由

端的に言うと今後 妻に絶対に妊娠させない必要があったということです

私の場合 第一子の誕生に大きく関わっています

お産のため予定入院した妻の状態が急変し緊急帝王切開になりました

自分自身も手術室に入り産婦人科医と一緒に手術に当たりました

常位胎盤早期剥離という産婦人科医にとってお産でとっても怖い事態であり 母子ともに生命が危ぶまれることが少なくないものでした

幸い2週間の入院後 元気に母子ともに退院しましたが生きた心地がしなかったのは正直なところでした

妊娠出産は問題ないのが普通だと思われますが 実際には緊急事態なども少なくはありません

このことが次のこどもの事など考えらない気持ちになった一番の要因です

第二子を希望しても あの経験をすると絶対にリスク回避しなければと思うようになりました  すなわち避妊することが必須であると考えました

それでも自分自身の「弱い男」の部分が出て 「パイプカット手術」ではなく コンドームや危険日前後の夫婦生活を避けるなどしました

数年後 妻の生理の遅れがあり「あわや妊娠?」かと思いましたが大丈夫でした かなり精神的に重圧となっていましたので キッパリ手術しようと考えました

人には手術していても自分で自分の手術は無理です

色々考えているとき 米国の学会に参加し その会場で手術器械の展示やデモをやっているブースを覗きに行きました

No Scalpel Vasectomy の器具というのを見つけました メスを使わないパイプカット手術の器具でした 日本では全く一般的ではありませんでした その興味を持ち 帰国後 早速 個人輸入してそのセットを購入しました

今時のようにYouTube 等もありません

簡単な取説を読み ある程度理解して 仲良くしていた他の大学病院の先生にお願いして 当時のクリニックでやってもらいました

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